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いき歯科医院での治療院長ブログ
左上犬歯のダイレクトボンディング 見えない不適合レジン充填
左上犬歯のダイレクトボンディングの治療例
一見、問題ないように見えますが、
シッカリ見えるようにすると
詰めてあるレジンの不適合が分かります。





歯茎のところに糸を入れ込みます。


詰めてあるレジンの縁が、歯の縁のとは全く合っていません。段差ができています


既に虫歯も少しありますが、このままでは間違いなく、将来的には虫歯になります。

更にもう少し歯茎を下げて。

更にラバーダムをすることで、レジンの接着を阻害する呼気の水分、唾液等の水分からも治療部位を隔離することができます 。

歯頚部の以前治療したレジンも縁が不適合で、段差ができていました。


レジン治療の時には、詰めるときに気泡を巻き込みやすいので、注意が必要です。

綺麗に整えて


歯頚部の治療







この後、歯茎に入れ込んだ糸を取り出します。
どちらも同じレジンを詰める治療ですが、
歯茎の縁にピタッと適合するようにレジンを詰めるには、
詰める前にしっかり前処置をする必要があります。
むしろ、このような治療の場合は、前処置が上手くいかなけば、
その後のレジンをキレイに詰めることはできません。
この前処置をしなくてもレジンを詰めることはできますが、
一見キレイに見えても、適合は悪いこともあります。
繰り返しますが、どちらも同じレジンを詰める治療です。
どちらの治療を希望しますか?
この様な手順で治療するので、
残念ながら、健康保険ではできません。
治療代はかかりますが(¥44,000~88,000)、
キチンとした治療を希望の方はこの様な治療法をお薦めします。
症例について
主訴 | 歯が痛い |
---|---|
診断名 | 虫歯 |
年齢・性別 | 20代 男性 |
治療期間・回数 | 1日 |
治療方法 | MI治療 ダイレクトボンディング |
費用 | ¥55,000 |
デメリット・注意点 | 保険診療は適用されない場合があります。 |