当院の入れ⻭への想い
当院の院長は大学病院にて入れ歯などの補綴分野に特化した治療を行い、入れ⻭の作製、技工作業を含めた入れ⻭作りに関する全ての工程を自らの手で行ってきました(局部床義歯科に所属)。また学会では顎補綴(ガンなどの手術で、術後顎に穴が開いてしまうような特殊な入れ⻭)ケースの発表を行い、補綴専門医の資格を取得しました。
顎関節についても研究を行い、入れ⻭で美味しく食べてもらうために、⻭茎にピタッと密着した精密な入れ⻭を作るようにしています。そのために機能印象(ダイナミック印象、アルタードキャストテクニック)という印象方法で作ります。入れ⻭は、1つとして同じものができない治療です。一見すると似たような症例に見えても、「本当に使いやすい入れ⻭」は一人ひとり異なるものです。そのため当院では、こだわりのフルオーダーメイドの入れ⻭をお作りしています。
患者さまとご相談した上で、「よく噛めておいしく食べられる、そして10年使い続けられる入れ⻭」を目指し作製しております。
入れ⻭治療の流れ
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Flow01
現在使用中の入れ⻭の調整
使用中の入れ⻭がある場合は、調整します。
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Flow02
お口の中の検査
お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
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Flow03
カウンセリング・説明
お口がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。
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Flow04
型取り
あごの形や頬の動きを確認し、入れ⻭をつくるための「型取り」を行います。
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Flow05
入れ⻭作製
型取りしたデータをもとに、院内の技工室や技工所で入れ⻭をつくります。
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Flow06
入れ⻭の完成
完成した入れ⻭をお渡しし、使い方やお手入れの方法をご案内します。
⻭茎の型取りの重要性
入れ歯を作る時、「咬み合わせ」がもっとも重要です。
当院では、お口の動きまで再現した型取り方法「機能印象」を行っています。
実際の患者さまのお口の中の歯茎は、柔らかさも人それぞれ、お口を開けているかどうかや、喋ったり飲み込んだりすると歯茎の形が変わるため、当院では、ものを食べているとき、お口を開けているとき、発音をしているときの唇や頬、舌とのお口の動きを再現した動作を型取りのときに患者さんに実際に行っていただきます。こちらの工程を特に重要視することで、仮の入れ歯もかなり自然な仕上がりになり、実際に仕上がった入れ歯は歯茎にぴったりと装着が出来るため割れにくく、痛みのない入れ歯を作製することができるのです。
より噛みやすい精密な入れ歯を作製するために
当院では、患者様の歯茎の柔らかさや粘膜の動き、噛む力が加わった時の変形の仕方、唇や頬や舌の筋肉の動きをできるうる限り再現すべく、様々な型取りの器具や材料、テックニックを駆使して、その患者様ごとのベストの状態を模型に再現しています。入れ歯は、顎堤(歯茎)にどれだけ密着させて、食べるときの顎の動き(噛み合わせ、頬、舌、口唇など)に調和させて作るかが重要です。
「食べる」を「楽しむ」サポートをしていく診療を、当院では心掛けております。是非お気軽にご相談ください。
入れ⻭の種類の紹介
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Type1
部分入れ⻭
隣り合った複数の⻭が抜けている場合に用いる治療法が、「部分入れ⻭」です。バネが付いた義⻭を用意して、健康な⻭にバネを引っかけて固定します。
患者さん一人一人の歯茎の状態、噛み合わせの状態、歯1本1本の状態等を考慮に入れて、口腔内や舌、口の動きに合うよう、おいしく食べられるような作り方(アルタードキャストテクニック、ダイナミック印象)材質、材料を選択します。 -
Type2
総入れ⻭
総入れ⻭は大部分、もしくはすべての⻭が失われている場合に用いる治療法です。
当院では、入れ歯が歯茎にしっかり密着するような作り方(ダイナミック印象法)で作製します。仮の入れ歯を使って違和感なく作り上げていくので、完成した義歯の調整もほとんどありません。他院で作った総入れ⻭が合わない場合も、当院にお気軽にご相談ください。