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ダイナミック印象の部分入れ歯

ダイナミック印象で作った部分入れ歯です。
ダイナミック印象は、仮の入れ歯(リハビリ用の入れ歯)を使います。
その仮の入れ歯の裏側に、徐々に硬まる柔らかい材料を盛り上げてます。
そして、その入れ歯で実際の食事や、喋ったり、歌ったり等の日常生活を送ってもらいます。
そこでの痛かったり、喋りにくかったり等の不具合を解消するように入れ歯を調整していきます。
そして新たに、柔らかい材料を入れ歯の裏側に盛り上げていきます。
この工程を繰り返して、入れ歯を口の中にピタッとさせて、
最終的に仮の入れ歯自体が、新しく作る入れ歯の型になります。

言葉では中々伝わらないので。。。。
写真をみてください。
口の中にピタッとするにつれて、矢印の順に、
入れ歯の形が変わっていきます。
同じ口の中での入れ歯の変化です。
(4回で終わるわけではありません。実際の回数は、人それぞれ違います)

ダイナミック印象としての入れ歯 
これが型になります。

歯茎にピタッと合わせるだけでなく、
実は舌の形にもピタッとなるように、形を整えていきます。
上からと、後ろから見ると、3次元的に丸い感じになっています。

ダイナミック印象と完成した新しい入れ歯
見た目的には、殆ど同じになります。
最終的に噛み合わせを多少調整することがありますが、
歯茎の調整は、ほとんどありません。
多くは新しい入れ歯を入れてすぐに、
ナッツでもお煎餅でも食べられます。
(診療室で食べてもらったりします。。。。調整必要なこともあります。。。。。( ゚Д゚))

万能な作り方でもなければ、
たまに思う通りにはいかないこともありますし、
技術的に、もとてもとても難しいし、
一般的には知られていない作り方で、
手間も時間もお金もかかり、
患者さんにも、頑張って通ってきてもらわないこともありますが、
入れ歯を専門にして勉強して、治療してきて、
この作り方が一番理にかなっていて、
口にピタッとする作り方と思います。。。

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