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歯間部(歯の隣接部)の虫歯
歯と歯の間(隣接部)の虫歯は、初期では中々見つけにくいです。
虫歯が初期のうちは、
歯間という部位の問題や、虫歯自体の大きさから、
レントゲンを撮影しても、虫歯を発見することは難しいです。

上の写真歯の間に虫歯がありますが、この方向からは見えません。

歯の間を少し広げ、この角度からは少し見えます。

この角度からも少し見えます

この角度からは、また別の虫歯が見えます
このような部位の虫歯は、
ある程度虫歯が大きくなってから、
歯の間から虫歯自体が見えるようになったり、
歯間の隣接部位が黒く透けてきたり、
場合によっては、歯が欠けて、穴が開いて
虫歯と認識されることが殆どです。

虫歯の部位 歯間(隣接部)が黒くなっています

虫歯が進んで、歯が欠けて、穴が開いてます
虫歯が進行して見つかることが殆どであるため、
治療としては、虫歯の部分でだけでなく、
健康な歯質を犠牲にしながら削って
部分的に被せる治療が多くなります。(インレーといいます)
このような見えにくい部位の虫歯を早期に発見するには、
マイクロスコープを使って拡大し、
加えてミラーテクニックで歯を色々な方向から観察することが必要になります。
(マイクロスコープで拡大するだけでは、発見することは出来ません。
マイクロスコープは、見えている部位を大きく見ることは出来ても、
見えてない部位を、大きくして見えるようにする訳ではありません。)
ミラーで色々な方向から歯を観察し、
鏡に映った歯を色々な角度、方向から見ることで、
初めて歯間部(歯の隣接部)の様な虫歯を見つけることが出来ます。
そして早期に発見することで、
ピンポイントで虫歯を取り除き、
ピンポイントで詰めて治すことで、
自分の歯を多く残すことが出来、
結果として自分の歯を長く残すことにつながってきます。
ピンポイントで虫歯を取って、
ピンポイントで詰めて治す治療例
ピンポイントでのダイレクトボンディング治療
右上5番目・6番目の歯間部(隣接面)

矢印のところに虫歯 この方向からは見えません
右上5番目(写真上の歯)と6番目(写真下の歯)の歯の間

歯間を広げて、角度を変えてみると、5番目の歯のところに虫歯が見えます

頬側から見ると、5番目の歯の虫歯もう少しはっきり見えます

角度を変えると6番目の歯の虫歯が見えてきます

5番目の虫歯を少し削ります。

5番目の虫歯を削ってできたスペースを利用して、6番目の虫歯も少し削ります

6番目の虫歯を削ってできたスペースを利用して、5番目の虫歯を全部取り除きます

5番目の虫歯を取ってできたスペースを利用して、再度6番目の虫歯を取っていきます

虫歯を全部取った後
このように治療することで、健康な歯を殆ど削らないで、虫歯だけを取り除けます

5番にレジンを詰めた後

6番にもレジンを詰めます

セパレーターを外して、コンタクト(歯間部の接触)を確認

治療終了
虫歯の大きさ、または歯の部位等によって、
全てが同じように出来るとは限りませんが、
小さい虫歯を、ピンポイントで治すことで、
健康な歯質を多く残すことが出来ます。
また詰めて治すことで、
同じ歯の違う部位や、治療した部位に接するような虫歯も
再度詰めて治すことが出来、
結果として自分の歯を長く残すことにつながります
(このような治療をMI治療といいます。)
残念ながら、健康保険ではこのような治療は出来ませんし、
1回の治療時間もかかりますが、
自分の歯を長く残すことを希望する方には、
お勧めの治療になります。
写真をつなげたスライドショー的な動画 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓