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入れ歯だから、食べられる
”入れ歯だから、食べられない”
と、あきらめている方はたくさんいると思います。
入れ歯は、
口にピタッと合うように、
噛み合わせがピタッと合うように
作ることで、
多くの食べ物を食べることが出来ます。
歯茎や土手の状態、噛み合わせの癖など
口の中の条件によっては、難しくなりますが、
”ちゃんと” 作ることが出来れば、
日常の食事、それほど不自由なく、食べるものを選ぶことなく
食べることが出来ます。
(すべての人が、何でも食べられるわけではありませんが。。。。)
ただし、”ちゃんと” 作ること、
そのあたり前のことが、
入れ歯作りでは、とても難しいです。
入れ歯の下にある、目で直接見ることが出来ない、
歯茎や土手という軟組織、変形する粘膜にピタッと合わせるため、
”ちゃんと” 作ることが難しいうえに、
更には再現性にも乏しいです。
だから、
この前の入れ歯は良かったけど、調整しなかったけど
新しく作ったら、なかなか合わない
ということがおこります。
逆に歯医者目線で見て、
”ちゃんと” 出来ていな入れ歯でも、
なぜこの状態の入れ歯で痛くないの?
なぜこの入れ歯で食べられるの?
ということも見受けられることもあります。
これは、人によって、
痛みに対する許容度、感じ方の違い、
違和感に対する受け止め方の違い等によるものです。
同じ先生に作ってもらった、
あの人の入れ歯は痛くなく食べられるのに、
私の入れ歯は痛いし、食べられないし、違和感ばかり
等という事がおこります。
要するに、
偶然痛くない入れ歯が出来た、
たまたま食べられる入れ歯が出来た
ってことが、入れ歯作りの上では、
まあまあの頻度で起こりえるということです。
(このまあまあの頻度で起こることが、
入れ歯作りを余計に難しくしてます)
入れ歯の専門の先生は、
偶然痛くない、たまたま食べれた入れ歯ではなく、
意図的に痛くない入れ歯を、
意図的に食べられる入れ歯を
”ちゃんと” 作ることが出来る技術、知識、技工的な手技、そして経験を持っています。
(それでも難しいですし、上手く出来ないことも、上手くいかないことも多々あります。。。
言い訳ですが。。。。( ゚Д゚))
入れ歯だから、 ”食べられない”
のではなく
入れ歯だから、 ”食べられる”
の入れ歯を意図的に作るのです。
そして、
当然ながら、手間をかけて、精密に、正確に ”ちゃんと” 作れば作るほど、
痛くなく、違和感なく、食べられる入れ歯が出来ます。
(これは、材料を良くすれば、金属を使えば良いということではありません)
つまりは、健康保険の入れ歯よりも、健康保険外の入れ歯の方が
”ちゃんと” 入れ歯を作ることが出来るのです。
費用や時間をかければ、良い入れ歯を作れるとは限りませんが、
ピタッと合う入れ歯、食べられる入れ歯を作るには、
安くて、早くて、簡単で、効率的では限界があります。
そして、入れ歯は、どの先生が作っても同じなんてことはありません。
ピタッとした入れ歯だったら。。。。。。。。
こんな風にも食べられます。。。。
こんな風には、食べる必要はないかと思いますが。。。。



