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部分入れ歯の型どり 健康保険
部分入れ歯が「合わない」「痛い」「外れやすい」
──その原因の多くは“型採り”にあるかもしれません。
まずは、部分入れ歯を作る際には、
口の中の3つの部位の型を採る必要があります。
部分入れ歯を作る際に必要な3つの部位とは
①残っている歯
②歯がなくなった歯茎(粘膜)
③口を動かしたときに変化する粘膜の型
です。
①は単純に歯の型を採ります
そして、このうち②と③は「動く粘膜」です。
噛む・飲み込む・話すたびに形が変わる、
つまりは、口を動かす度に形態が変わり、
噛んだ時に変形する、とてもとても変化に富んだ部分です。
今回は健康保険の入れ歯の型について説明します。
健康保険の入れ歯は「外形」のみを中心に作っていきます。
既成のトレーとアルジネートという材料を使い、
口の中の“静止した状態”の外形を大まかに捉えます。
つまり、
- 粘膜の動きや変形は考慮されない
- 入れ歯の形は「模型を見て、だいたいこの辺かな?」と歯医者あるいは技工士が決める
- だから完成後に入れ歯を口に合わせるために調整が必要になることが多い
もちろん経験豊富で、上手な先生ほど型どりの精度は高くなり、
型や模型を見て自分で外形を決めることがで出来ます。
それが出来ない先生は、技工士さんに外形を決めてもらいます。
基本的に外形しかわからないので、
印象方法そのものに限界があります。
(本来必要な工程を一切合切省いたものが、健康保険の入れ歯の作り方になります)
下に実際の進め方を載せます。


前にも書いていますが、この工程が入れ歯を作るうえで最も大事な一歩になります。
健康保険外の入れ歯は、もっと手を加えて型を採る必要がありますが、
(保険外の入れ歯が、保険の入れ歯に手を加えて作るのではなく、
保険外の入れ歯から、工程を省いて省いて省いた簡素な作り方が保険の入れ歯です)
この型からできた模型がすべての基本となります。
だから、この工程がきちんとできていなければ、
この先の工程は全く無意味になります。
次以降に、健康保険外の部分入れ歯の作り方説明します。
入れ歯は極めて専門的な技術、知識が必要な治療になります。
入れ歯でお困りの方は、入れ歯専門の先生に相談することをお勧めします。