カテゴリー:
部分入れ歯の型 出来上がった模型の違い
①健康保険
口の中の“静止した状態”の外形を大まかにとらえる
外形を大まかにとらえるので、
出来上がった模型の上で入れ歯の外形を決める

この模型から、色々なランドマークを頼りに入れ歯の外形を決めていく ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

赤い線の部分が入れ歯の外形になります。
簡単に言うと、歯医者や技工士がおおよその入れ歯の形を模型の上で決めます。
②健康保険外 筋形成
口を動かしたり、舌を動かしたときの印象
一般的な健康保険外の型の印象法
入れ歯の縁の厚みや形を、実際の動きに近い状態で作れる

③健康保険外 機能印象法 アルタードキャストテクニック
筋形成よりさらに精密に、
口を実際に動かした状態の粘膜、噛んだときの粘膜の形まで再現する印象法

3つの模型はすべて同じ患者さんの口の中です。
型の採り方次第で、全く違う模型が出来上がります。
この模型を使って入れ歯を作っていくので、
当然出来上がった入れ歯も違ってきます。
部分入れ歯は、どんな“型”を採るかで出来上がりが大きく変わります。
(総入れ歯にも同じことが言えます。。。。部分入れ歯と総入れ歯は似て非なる入れ歯ですが。。。。)
口の動き、舌の動き、頬の動き、食べた時の歯茎の状態の模型で入れ歯を作っていければ、
ピッタリする入れ歯、食べても痛くない入れ歯、外れない入れ歯を作ることが出来ます。
しかし残念ながら、手間をかけて作っても上手くいかないこともあります。
逆に手間をかけなくても、上手くいくこともあります。
また患者さんが入れ歯に求めている条件によって、
どこまで噛めるか?どの程度のくっつき具合か?等
入れ歯が上手くいっているのか、そうでないのかの基準も変わってきます。
これが入れ歯の難しいところです。
つまり
「保険の型取り=悪い」ではない
「自費の型取り=必ず成功する」わけでもない
とも言えます。
ただ、こうして手間をかけて作ることで、
沢山ある一つ一つの工程を一生懸命、出来うる限りのことをすることで、
歯医者としての入れ歯に対する知見が増え、経験となり、技術も磨かれ、
結果として良い入れ歯を作ることが出来る可能性が高くなります。
入れ歯作りは、歯科治療の中で唯一「完成形を口の中で直接見られない」治療です。
だからこそ、どれだけ経験を積んでも“これが絶対の正解”というものはありません。
それでも一つひとつの工程に丁寧に向き合うことで、より良い入れ歯に近づけると信じています。