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院長ブログ
入れ歯が痛くて噛めない——そんなお悩みで来院された患者さん
「せっかく作った入れ歯なのに痛くて使えない」
「何度調整しても噛めない…」
そんな不安、不満を抱えて来院される方は少なくありません。
今回の患者さんも、まさに同じ状況でした。
診察すると、入れ歯の金属が歯ぐきに食い込み、入れ歯自体も調整のために削った跡が多数。
痛みの原因が複数重なり、入れ歯として機能できていない状態でした。




痛みの原因として考えられた点
- 型取りの精度
- 入れ歯の外形
- クラスプの位置・形態
- 設計の不備
- 入れ歯に与えられたかみ合わせ
- 上下の咬合バランス
- クラスプがかかる歯の虫歯
これらの原因は、
「作る前に整えるべきこと」 と 「作る工程で解決すること」 に分かれます。
作る前に整えること(入れ歯を作る前の前処置、土台)
- クラスプがかかる歯の虫歯治療
- 上下のかみ合わせ調整
- 入れ歯の設計(治療計画)
土台が整わないと、どれだけ精密に作っても安定しません。
作る工程で行うこと
- 精密な型取り
- 咬合採得
- 技工時のかみ合わせ設定
- 歯の排列
特に 設計と型取り は快適な入れ歯の要です。

入れ歯は「完成形から逆算して作る」治療です
- どこで噛ませるか
- 力をどう分散させるか
- どの形態なら痛みなく安定するか
これらを最初に設計し、
虫歯治療 → 咬合調整 → 設計 → 型取り → 咬合採得 → 排列 → 完成
と積み上げていきます。
完成形のイメージがないまま作られた入れ歯は、痛みや不具合が出やすくなります。
見た目は似ていても、中身はまったく違う
術前と術後の入れ歯はどちらも金属を使っていますが、
- 設計
- 精度
- かみ合わせ
- 支台歯の状態
これらが整っているかどうかで、使い心地はまったく別物になります。





なぜ当院で改善できたのか
当院では
「診断 → 設計 → 型取り → 技工 → 調整」までを一貫して“かみ合わせ中心”に組み立てる ことを徹底しています。
さらに、 自分で技工工程(設計・咬合器付着・配列、咬合調整など)を行い、精度をコントロールしています。
そのため、見た目が同じ入れ歯でも、 痛みや不具合の原因を根本から整えることができます。
入れ歯は専門性の高い治療です
- 原因を見極める診断力
- 設計の知識
- 咬合の理解
- 技工士との連携
- 精密な型取り
- 適切な歯の排列
これらが欠かせません。
入れ歯の痛みは「慣れ」で解決しません。
痛みの原因を整えることで、痛みなく噛める生活は取り戻せます。
入れ歯でお悩みがあれば、一度ご相談ください。
日本歯科専門医機構 補綴歯科専門医
日本顕微鏡歯科学会 認定医
歯学博士
いき歯科医院 壹岐俊之