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仮の歯と完成した歯について
補綴治療(差し歯・入れ歯・ブリッジなど)を成功させるためには、
治療計画を立て、その計画を口の中で忠実に再現することがとても重要です。
そのために欠かせないのが、
「仮歯」や「仮の入れ歯」を使ったシミュレーションです。
なぜ仮歯が必要なのか
完成した補綴物をいきなり作るのではなく、まずは仮歯を使って
- 噛めるか
- 喋りやすいか
- 見た目は自然か
- 顎や筋肉に無理がないか
といった 日常生活での使い心地を確認します。
これは、治療計画で立てた“理想の形”が、
実際の口の中でも問題なく機能するかどうかを確かめるための大切なステップです。
仮歯で問題がなければ、完成物も安心して作れる
仮歯や仮の入れ歯で、
- 食事が普通にできる
- 会話がスムーズ
- 痛みや違和感がない
- 見た目も自然
こうした点が確認できれば、
その形態をそのまま精密な材料で置き換えるだけで、
最終的な補綴物も問題なく機能すると予測できます。
つまり、
「仮歯での成功 = 完成物の成功の確率が高い」
ということです。
補綴治療は行き当たりばったりではありません
差し歯や入れ歯の治療は、
その場の判断で形を作っていくものではありません。
- 最終的にどのような状態にしたいかを計画する
- 仮歯・仮義歯でシミュレーションして確認する
- 予後(長期的な安定性)を予測する
- シミュレーションで確認した形態を、精密で長持ちする材料で再現する
この流れを丁寧に踏むことで、
1本の治療でも、全顎的な治療でも、
精度の高い補綴治療が可能になります。
とはいえ…常に完璧を目指すのは簡単ではありません。。。。
仮歯の調整、噛み合わせの確認、顎の動きの評価など、
補綴治療には細かい工程がたくさんあります。
毎回100%完璧にこなすのは簡単ではありませんが、
より良い治療を提供できるよう、日々研鑽を続けていきたいです。。。。
実際の治療例です。。。
仮歯・仮の入れ歯と
完成した差し歯・入れ歯
殆ど違いがないように見えると思います。




執筆者情報
壹岐 俊之IKI TOSHIYUKI
当院では、
「いつまでも健康でいてほしい」
「毎日おいしく食事を楽しんでほしい」
と願いながら、日々の診療に取り組んでいます。
「食べる」という機能は、食べているからこそ機能し続けるものです。
たとえ⻭を1本失っただけでも、実は「食べる」機能は低下していきます。
複数の⻭がなくなっても、きちんとした入れ⻭を作れば、入れ⻭でどんなものでもほぼ食べることはできます。しかし、所詮「義⻭・ぎば」であり、食べやすさ、感じる美味しさ等は、当然自分の⻭で食べることよりも劣ります。
また動物は、⻭がなくなると食べ物を食べることができません。さらには外敵からも身を守ることができません。つまり⻭がなくなる事=死を意味します
だからこそ、自分の⻭を大事にして、自分の⻭で美味しく食事をして、いつまでも元気でいてもらいたいと考えております。(入れ⻭が専門だからこそ、たくさん入れ⻭を作ってきたからこそ、特に自分の⻭で食べることの大事さを実感します)
「食べる」機能を決して侮らないでください。「食べる」ことをおろそかにしないでください。一度低下した機能を元に戻すのは、とても大変です。
虫⻭や⻭周病を事前に防ぎ、自分の⻭で食べ物をおいしく食べて、毎日健康でイキイキとした人生を送ってください。
お口に関するお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
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略歴
- 1997
- 日本大学⻭学部 卒業
- 2001
- 日本大学大学院博士課程 卒業(⻭科補綴)
日本大学⻭学部助 手(局部床義⻭科) - 2001
- いき⻭科医院 開院
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所属学会・資格・役職
- ⻭科医師
- ⻭学博士
- 日本歯科専門医機構認定 補綴歯科専門医
- 日本顕微鏡歯科学会 認定医
- SCMD臨床顕微鏡⻭科研究会 所属
- 日本大学歯学部兼任講師
- 練馬区立豊玉第四保育園 園医
- Nicot 練馬 園医
- 練馬区役所練馬つつじ⻭科診療所 協力医
- 東京都立心身障害者口腔保健センター 協力医